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● 16年06月21日 県議会報告

2016年6月21日 6月定例会本会議 高瀬菜穂子議員反対討論(大要)「89号議案、福岡県児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、及び、「90号議案、福岡県幼保連携型認定こども園の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の反対討論 



<反対討論> 2016年6月21日 本会議                      高瀬菜穂子 議員

 

89号議案、福岡県児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、及び、90号議案、福岡県幼保連携型認定こども園の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についての反対討論

 

 日本共産党のたかせ菜穂子です。第89号、第90号議案に対する反対討論を行います。

 この条例は、「保育所落ちた日本死ね」という匿名のブログから火がついた保育所待機児童問題の解消のため、政府が緊急対策として行った保育士配置に関する規制緩和で、常時最低2名置くこととされている保育士を、朝夕の児童が少ない時間帯について2名のうち1名は無資格者を認めるというものです。

 保育士は、子どもの命と安全、発達への大きな責任を負う専門職であり、無資格者を認めることは、緊急対策とはいえ重大な変更です。全国においても本県においても、保育士資格者が足りないわけではありません。県内に6万人の資格者がおり、現在認可保育所で働いている方が約1万8千人、いわゆる「潜在保育士」は約4万人もおられます。有資格者が保育士として働かない理由について、国の調査でも「賃金が低い」「責任が重い」ことが指摘されており、平均月収が全産業より11万円も低い賃金の改善こそが保育士確保の1番の決め手です。

 EU諸国では、保育士給与は小学校教諭と同等の国が多く、OECD平均で95%です。また、日本の保育士配置基準は、諸外国と比べても大変低く、たとえば3歳児の場合、ドイツ・イギリスでは13人に一人、フランスでは8人に一人、アメリカ・ニューヨーク州で7人に一人ですが、日本では20人に一人しか配置されません。保育士の賃上げ、配置基準の引き上げによる待遇改善こそ急務であり、規制緩和による無資格者の任用は、保育の質の確保という観点からも重大な問題です。

 私はこの間、いくつかの保育所を視察しました。経営者はいづれも保育士の確保に頭を痛めておられました。「休日保育のニーズがあるが、日曜出勤の保育士確保が難しい」「10年のベテラン男性保育士が結婚を機にやめざるを得なくなった。男性が働き続けられる賃金保障を」と切実な声をいただきました。

 政府が出した緊急対策は、低すぎる国の基準に上乗せして保育の質を高める努力をしている自治体に対し、国基準まで引き下げて子どもを詰め込むよう求め、保育士不足に対して保育士の複数配置を一人に引き下げる規制緩和です。現場からは、「今度は保育士に死ねというのか」と怒りの声があがっています。しかも「当分の間」と期間の定めもなく、待機児童問題が解消されるまで保育現場に負担を強いる規制緩和を行おうとするもので認められません。

 今行うべきは、規制緩和ではなく、待遇改善であることを強調し、反対討論とします。

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